- 2021.08.10
- お肌を知り尽くした化粧品メーカーの日本酒化粧品の開発
お肌を知り尽くした化粧品メーカーの
日本酒化粧品の開発
平成3年(1991年)、今から30年前、三重県のある酒造メーカーの社長から当社(ヴィーヴィック化粧品)に一本の電話が入りました。
それは、何とも奇妙な電話でした。
酒造メーカー社長の会社は日本酒(純米酒)を製造し、全国に販売しており、社長が販売先の小売店によく出かけるそうですが、その小売店のおばあさんがよく話をしてくるそうです。
それは「冬になると日本酒は燗をして飲むけれど、その残った日本酒を手や顔に塗ると手や顔がしっとり潤い、ツヤツヤになるんやな」と言います。
だからおばあさんは化粧水は買った事がないと。
酒造メーカー社長がおっしゃるには、日本酒を化粧品に入れる事は出来ないでしょうか?とのご相談の電話でした。
その当時も、化粧品原料はたくさんありましたが、日本酒を化粧品の原料として配合するという発想は皆無でした。(食品を化粧品原料にするという発想もありませんでした)全国の化粧品メーカーにもありませんでした。
当社はこれは何か面白いと思い、日本酒について種々、検討、調査、研究をしました。
杜氏・・発酵状態を観察 稲穂
その結果、
日本酒はお米と水を自然発酵・熟成させた発酵食品で純植物性の米のエキスである。
- その中には19種類に天然のアミノ酸(アルギニン・リジン・ヒスチジン・フェニルアラニン・チロリン・ロイシン・イソロイシン・メチオニン・バニン・アラニン・グリシン・プロリン・グルタミン酸・Lーセリン・DLーセリン・スレオニン・アスパラギン酸・トリプトファン・シスチン)がたっぷり含まれているということ。
このアミノ酸は肌の水分保持能力を高め肌に潤いを与え、美肌効果がある。
- また、日本酒にはビタミンB・ビタミンB2も含まれている。
このビタミンは肌荒れを防ぎ、しっとりなめらかにする効果があること。
- 糖類も含まれる。お肌をしっとりさせる。
というような、効果が発見できました。
麹菌と酵母によりお米が発酵している 発酵前の準備
実際に日本酒を作っている所を何度も見てみた。
すると、酒造りの匠“杜氏”の手が白くてツルツルで綺麗ではないか。
これは驚きであった。
日本酒化粧品の開発には4年かかった。
日本酒はお酒である。
適量に飲めば百薬の長と言われるように体に良い(飲み過ぎはダメ)
また、酒風呂というのがあり、お風呂にお酒を入れて入ると、体が温まり湯冷めがしにくく、体がしっとり、なめらかになる。一時流行しました。
では、この日本酒を原液そのままお肌に塗布するとどうなるのか。
塗った後はしっとりではなく、べたつきます。
お酒の匂いがきつくて嫌がられます。
このようなべたつきや、お酒の強い嫌な臭いをなくし、改良に改良を重ね、お酒の効能効果を最大限に引き出し完成しました化粧品が、以下の商品になります。
日本で初めて日本酒から作られた化粧品の誕生です。
日本酒化粧品 杜氏スキンローション 杜氏スキンクリーム
日本酒化粧品 蔵人ローション 蔵人クリーム 蔵人クレンジングオイル 蔵人純米ソープ
キャッチコピーが頭に浮かんだ。
“杜氏の手が白くてすべすべしているのをご存じですか?”
“お酒に美肌効果があるのをご存じですか?”
二千年もの長い間、日本人が慣れ親しんだお米。
世界中で日本食や、日本の文化の良さが見直されている今、化粧品でもその良さを活かしたいと考えました。
お米のエッセンスを凝縮したお酒、中でも混じりけのない純米酒(日本酒)から
日本で初めて化粧品を作り発売を開始しました。
更に付け加えるなら、その当時としては珍しい(ほとんどなかった)無添加化粧品として完成させたのであります。
【無添加化粧品とは防腐剤や香料・鉱物油・色素・安定剤等を全く含まない化粧 品、今で言う安全・安心(薬機法では表示できません。)でどなたにでも使って頂けるという意味】
・・・平成6年(1994年)6月の事である。(発売開始)
当社の商標登録名です。
杜氏(登録第3293946)・・お酒を造る匠で一番偉い人
蔵人(登録第4653469)・・お酒を造る人のすべてを示す。